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『キクジュク』の使い方を考える

『キクジュク』の使い方を考える

みなさん、単語の学習には単語帳を使っていますよね?

 

では、熟語の学習はどのようにして行っているでしょうか。おそらく大半の人が、単語帳の後半に収録されている熟語を暗記したり、模試や問題集に出てきた熟語をノートにまとめたりして暗記していると思います。

 

それで熟語が頭に染みついているなら大丈夫でしょう。しかし、模試や問題集の熟語に関する問題でのミスが大きい人は、そのやり方を見直さなければいけません。

 

そんな人におすすめしたいのが『キクジュク』シリーズです。『キクタン』シリーズの熟語バージョンで、非常に取り組みやすい1冊です。

レベルはBasicとSuperの2種類に分かれており、自分のレベルに応じて取り組むものを選択することができます。

 

 

 

1.基本情報

キクジュク―聞いて覚えるコーパス英熟語 Basic1800

キクジュク―聞いて覚えるコーパス英熟語 Basic1800

  • 単行本: 264ページ
  • 出版社: アルク (2006/10/23)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4757411103
  • ISBN-13: 978-4757411104
  • 発売日: 2006/10/23
  • 商品パッケージの寸法: 18 x 13.2 x 2 cm

 

ジャンル:英熟語帳

難易度:センター試験レベル

到達目標:センターレベルの熟語を即答でき、MARCHの問題にも挑戦できるようになる

必要期間:1か月半

用途:センターレベルの熟語の学習

対象者:センターレベルの熟語が身についていない受験生

収録語数:784語

 

キクジュクSuper3600―聞いて覚えるコーパス英熟語

キクジュクSuper3600―聞いて覚えるコーパス英熟語

  • 単行本: 288ページ
  • 出版社: アルク (2007/2/1)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 475741143X
  • ISBN-13: 978-4757411432
  • 発売日: 2007/2/1
  • 商品パッケージの寸法: 18.2 x 13.4 x 3 cm

 

ジャンル:英熟語帳

難易度:早慶などの最難関大レベル

到達目標:早慶で出題される難解熟語に太刀打ちできるようになる

必要期間:1か月半

用途:他の単語帳では補いきれない最難関レベルの熟語を習得するため

対象者:早慶の受験を考えていて、英語力をさらに伸ばしたい受験生

収録語数:1123語

 

 

2.『キクジュク』シリーズの評価

『キクジュク』シリーズは熟語帳の中でも使用者の多いものです。『キクタン』シリーズ同様に、取り組みやすいと感じる高校生が多いようで、広く使われているようです。

 

2-1. 使用上のメリット

・CDが付属しており、覚えやすい

単語帳と比べて、熟語帳でCDが付属しているものはあまり多くありません。そのため、CDが付いている熟語帳は非常に貴重ですね。

キクタン同様、リズムに合わせて熟語を覚えていくので1つ1つの暗記も苦になりません。通学のスキマ時間などを利用して覚えられますね。

 

・レベル別に対応しやすい

Basicはセンター試験レベル、Superは早慶などの最難関レベルの熟語が収録されています。自分のレベルに合った熟語帳を選んで使うことができますね。

特に、Basicの使い勝手は素晴らしいです。熟語帳の多くは1000語収録なのですが、Basicは約800語です。厳選された熟語なので、他の単語帳よりも効率的に学習できます。

結局のところ、センター試験に必要な熟語も1000語では少々多く感じてしまうほどなので、約800語という収録語数もちょうどいいでしょう。

 

2-2. 使用上のデメリット

・時間的な余裕が必要

単語帳にプラスして熟語帳の学習を行う訳ですから、やはり時間的な拘束が非常に大きくなります。

もちろん、後ほど紹介する使い方もスピードを意識したものではありますが、単語帳のみを使っていた人にとっては倍近い時間がかかると言っても過言ではないでしょう。

 

 

3. 最も効率的な使い方を考える

最後に、使い方について考えます。この使い方は2パターンあるので、時期別に考えて使ってください。

 

3週間は①と②に従って学習し、その後の3週間は③と④に従って使いましょう。

 

 

①Basicは112語/日、Superは160語/日のペースで学習する。

最初のうちに全ての熟語に目を通します。その目安として、収録語数を7で割った値が上の語数になっています。

 

早い段階で全体像を把握しておくことはどの分野においても重要で、熟語の学習であっても必要不可欠です。

 

②1日2周を目安にCDを使用しながら音読をする。

Basicであれば112語×2周、Superであれば160語×2周のペースで学習を進めます。

 

その際、必ずCDの音声を使うようにしてください。音声を聴きながら音読をすることで学習効果は飛躍的にアップします。

 

③派生語と例文の学習を行う。(1日あたり112語×2、160語×2)

派生語と例文に関しては音声が付いていないので、自分で音読しながら学習しましょう。

 

これも①のステップと同様に、1日の目安の語数を2周してください。

 

派生語に関しては、音読と意味の確認を行えば大丈夫です。時間があるようなら、例文の学習の時に文構造把握をするとさらに英語力が身に付きます。

 

④見出し語を音読する。

Basicなら112語、Superなら160語のペースで毎日1周しましょう。

 

すでに何回も学習してあることと、他の派生語や例文の学習も行っていることを考慮してここでは1周で構いません。

 

しかし、CDを使って音性を聞きながら音読することは必須です。

 

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