長文読解

英語長文速読トレーニング(安河内で自身をつける!)の使い方

英語長文速読トレーニングの使い方

今回紹介する問題集は、東進ハイスクールの有名講師、安河内哲也先生の長文問題集です。

 

安河内先生の問題集といえば「大学入試英語長文ハイパートレーニング」が非常に有名ですが、今回は別のものを紹介したいと思います。

それは、「英語長文速読トレーニング」です。ハイパートレーニングに比べて音読学習を重視した問題集になっていることが特徴です。

では早速、その特徴と使い方を見ていきましょう。

 

 

 

1.基本情報

英語長文速読トレーニングLevel 1 (安河内で自信をつける!)

英語長文速読トレーニングLevel 1 (安河内で自信をつける!)

 

単行本: 160ページ
出版社: 旺文社 (2011/7/9)
言語: 日本語
ISBN-10: 4010339063
ISBN-13: 978-4010339060
発売日: 2011/7/9

 

ジャンル:英語長文問題集

難易度:センター試験レベル

到達目標:センター試験75%

必要期間:2週間

用途:平易な問題での速読力育成

対象者:センター試験で75%獲得できない受験生

問題数:10題

 

レベル1では、センター試験の大問3,4のような問題が収録されています。300語程度の英文を読み読解力を育成します。

 

英語長文速読トレーニングLevel 2 (安河内で自信をつける!)

英語長文速読トレーニングLevel 2 (安河内で自信をつける!)

 

単行本: 176ページ
出版社: 旺文社 (2011/7/9)
言語: 日本語
ISBN-10: 4010339071
ISBN-13: 978-4010339077
発売日: 2011/7/9

 

ジャンル:英語長文問題集

難易度:センター試験~中堅私大

到達目標:センター試験75%以上~中堅私大合格点

必要期間:2週間

用途:平均的なレベルの長文で速読力をつける

対象者:センター試験受験者

問題数:10題

 

レベル2に収録されているのはセンター試験の大問5,6のような問題が収録されています。500語程度のオーソドックスな英文を通じて読解力を鍛えます。

 

 

2.「英語長文速読トレーニング」の評価

2-1. 使用上のメリット

・音読学習に最適な1冊

付属のCDを使いながら音読をするというオーソドックスな学習を行います。この本には、音読のためにスラッシュ付きの英文ページが収録されています。

スラッシュが付いていることで、どこで区切って音読すれば良いか分かりやすくなりますよね。

また、単語の強弱についても表記されているためスラスラ英語を読む訓練ができることも特徴の1つです(リエゾンの表記もありますが、これはあまり意識しなくても良いです)。

 

・センター試験対策演習に適した1冊

設問のラインナップが読解問題中心にされています。レベル1ではセンター試験の大問3•4を、レベル2ではセンター試験の大問5・6を見据えて演習することができます。

収録されている問題数も10題で多くはないので短期間での演習に適していると言えます。この問題集を何度もやるのではなく、この問題集を超短期間でこなすことでそれまでの復習をすることをおすすめします。

 

2−2. 使用上のデメリット

・汎用性が低い

レベル2には中堅私大レベルの長文問題が収録されていますが、長文の語数からしてセンター試験にしか使えないと感じます。

私大特有の難しい語句が収録されているわけでもないので、私大対策には向かないでしょう。普段の英語長文読解のエクササイズとして使うのであれば良いかもしれません。

 

 

3.「英語長文速読トレーニング」の使い方を考える

①時間を計測しながら解答する。

時間を測りながら問題を解きましょう。センター試験は時間との戦いになります。

1秒でも短く解答できるようになることが重要なので、時間を意識しながら解答していく感覚を養いましょう。

 

②本文中の解答の根拠に下線を引く。

センター試験を考えながら解答していくために、解答の根拠に下線を引いていきましょう。

センター試験では本文中の意味に沿うものを選ぶ問題などが多く、どこを根拠として解答したかがすぐに分かれば見直しの時間の短縮にもつながります。

 

③解答・解説を確認する。

解答・解説はスピーディに読んでいきましょう。あくまでも、この問題集の学習で重要なのは音読学習です。

音読学習に多くの時間を割くためにも、短時間で解答を確認してください。もちろん、解答の確認の際には解答の根拠となる本文の位置を確認しておきましょう。

 

④文構造が取りにくい文の和訳。

文構造が理解できなくて難しいと感じた文は、ノートに写して自分でまとめましょう。その後に、本文の和訳を見ながら自分の和訳との相違点を見ていくことで、二次試験対策にもつながります。

 

⑤スラッシュ訳を読みながら、CDと共に音読する。

スラッシュ訳のページが付いているので、しっかりと使いましょう。安河内先生の問題集では音読学習が軸になっていますが、この本の主題はセンター試験です。

センター試験程度の英文であれば音読にも時間はかからず、短時間で速読力とリスニング力が身につきます。

 

 

4.安河内先生の他の問題集紹介

大学入試英語長文ハイパートレーニング

 

安河内先生の問題集の中で真ん中のレベルの長文問題集です。基礎〜難関大までの3段階に分かれていて、今回紹介した「速読トレーニング」よりは難易度が高い1冊になっています。

 

使い方については以下のレビューを見てください。

 

・「英語長文ハイパートレーニング」の効率的な使い方を考える

 

英語長文レベル別問題集

 

一番レベルの高い問題集です。6段階まで分かれているため、下のレベルの2シリーズに比べて継続的な利用がしやすく、段階を追って読解力を育成します。

 

使い方については、以下のレビューを参考にしてください。

 

・「英語長文レベル別問題集」シリーズの効果的な使い方を考える

 

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