今回説明していくのは動詞です。動詞が理解できれば、文の構造を理解していくのは容易になるので頑張って学習しましょうね。
動詞は大きく2種類に分かれます。それは、
“be動詞と一般動詞”
です。今回はこの2種類について詳しく見ていきましょう。
○be動詞
be動詞とは、主語の存在、状態を示す動詞です。“イコール”を表す動詞であるということもできますね。
おっと、忘れていました。以下の動詞をbe動詞と言います。
※is、am、are、was、were、been
Be動詞は主語や時制によって変化します。以下にそれをまとめた表を載せておきます。
原型 | 人称 | 現在 単数 | 現在 複数 | 過去 単数 | 過去 複数 | 過去分詞 | Ing形 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
be | 1人称 | am | are | was | were | been | being |
2人称 | are | were | |||||
3人称 | is | was |
では、実際にどういった使われ方をするのか見ていきましょう。
I am a student.
訳)私は学生です。
Studentは学生という意味ですね。“私”は1人ですので、studentの前にaを置きます。では、amはなんでしょう?be動詞ですね。つまり、
I=a student
という構造になっているわけです。では、他の例文を見ていきましょう。
Takeshi is in the classroom.
訳)タケシは教室にいます。
この文で用いられているbe動詞はisですね。では、先ほどのように文の構造を分析します。
Takeshi=in the classroom
inは前置詞と呼ばれる品詞に分類され、「~の中に」という意味を表します。The Classroomは日本語で教室ですから、この文の訳は、上記の通りになるわけですね。
○一般動詞
一般動詞はbe動詞以外の全ての動詞であり、行動を表すものです。
I play baseball.
訳)私は野球をします。
この文の主語はIですね、では動詞はなんでしょう?play(する)ですね。故に上記のような訳になるわけです。
Yuka drinks a cup of coffee.
訳)ユカはコップ1杯のコーヒーを飲みます。
この文における動詞は、drinks(飲む)ですね。飲むという意味の動詞はdrinkじゃないの?と思った方も多いかと思います。それが正しい判断です。では、なぜ語尾にsがいるの付いてでしょうか?これは英語のルールなのです。
一般動詞を使用する場合、主語が3人称、単数で現在の場合、動詞の語尾にsを付けるというルールがあります。通称“3単現のs”と言われているものです。
・3人称…I、you,we以外の名詞や代名詞。
・単数…不可算名詞全てと1人の場合。
・現在…現在の話。
以上の3つの条件のうち、全てを満たした場合に3単現のsが使われます!
※3単現のsの付け方。
①たいていの一般動詞→語尾にsを付ける。
Ex)play→plays、drink→drinks
②語尾がs、o、x、sh、chで終わる→esを付ける。
Ex)do→does、teach→teaches
○過去形
過去の出来事について文章で示す場合、動詞の形が変化します。変化した形を過去形と言います。では、実際に例文を見ていきましょう。
Bob played basketball yesterday.
訳)ボブは昨日バスケットボールをしました。
この文の主語は、ボブですね。文末にあるyesterdayは以前学習した副詞です。では、動詞は何でしょうか?playedですね。これは、playの過去形です。このようにして動詞を変化させて過去の事象について表します。
○過去形の作り方
①たいていの動詞→語尾に“ed”を付ける。
Ex)play→played(遊ぶ、する)、wait→waited(待つ)
②語尾が「子音+y」の場合→yをiに変えて“ed”を付ける。
Ex)study→studied(勉強する)、satisfy→satisfied(満足させる)