英文法

関係代名詞の基本と使い方

関係代名詞の基本と使い方

 

関係代名詞を解説します。

 

関係代名詞には三つのタイプがあります。

・主格:who/which/that

・所有格:whose

・目的格:whom/which/that

 

まず、関係代名詞はどんな時に使うのか、例文で確認しましょう。

I have a friend who sings well.
「私には、上手に歌う友達がいます。」

 

このように、名詞の後ろにおいてその名詞をいろいろと説明するときに関係代名詞を使います。

名詞を後ろから説明するのは、不定詞や分詞も同じですが、関係代名詞を使うのは長い文が説明として付く場合です。

この関係代名詞に説明される名詞には、先行詞という名前がつきます。

先行詞 主格 所有格 目的格
 人  who  whose  who(m)
 人以外  which  whose  which
 人・人以外  that  なし  that

 

 

関係代名詞 主格

関係代名詞は、主語が「人」か「人以外」かで使い分けをします。主格の場合、人ならwho、人以外ならwhichを使います。

①I have a friend. ②She sings well.
=I have a friend who sings well.

①の文の名詞friendを、②の文が説明しています。

そして②の文には①のfriendを指す代名詞sheが入っています。このような二文を繋ぐときは関係代名詞を使います。

 

関係代名詞は「接続詞+代名詞」のはたらきをするので、関係代名詞を使ったら後ろの代名詞は必要なくなります。

つまり、関係代名詞の後ろはかならず代名詞が抜けた形になります。

 

そして、その抜けた代名詞がもともとは主語として使われていた場合、関係代名詞も主格になります。

The dog is Fred’s.(+It is running over there.)
=The dog which is running over there is Fred’s.

 

 

関係代名詞 所有格

所有格の関係代名詞は、先行詞が人でも人以外でもwhoseを使います。

①I know the girl. ②Her father is a lawyer.
=I know the girl whose father is a lawyer.

Her fatherのHerは、所有格の代名詞です。

この場合、関係代名詞に所有格の働きも持たせたいので、関係代名詞は所有格にしなければなりません。

 

 

関係代名詞 目的格

①The man spoke English. ②I met him in the zoo.
=The man whom I met in the zoo spoke English.

先行詞The manは人なので、関係代名詞はwhomを使います。

ちなみに、現代英語ではwhomのかわりにwhoを使うことも多いです。また、関係代名詞の所有格は省略されるのが一般的です。

(○)The man who I met in the zoo spoke English.
(○)The man I met in the zoo spoke English.

 

 

関係代名詞 まとめ

ここまでをまとめると、名詞Aを説明するため、名詞Aの後ろに文Bを付けたいとき、そのままではつけられないので、文Bにある代名詞(=名詞Aをあらわす代名詞)を文頭に持ってきて、くっつける役割を果たすのが関係代名詞の文です。

そうなれば、関係代名詞の後ろは代名詞が抜けた形になり、抜けた代名詞の格に対応して関係代名詞の格も決まるというのも納得ですね。

 

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