品詞とは、言葉を文法上の分類で分けたものです。
この解説記事は、品詞の解説の第3部です。
第1部では「名詞/代名詞/冠詞/動詞」、第2部では「形容詞/副詞/前置詞/助動詞」を解説しました。
これら2つの記事については、以下のURLから確認してみてください。
この2つの記事の内容が完ぺきに理解できている前提で、この解説は書かれています。
まだ不安な人はしっかり確認してからこの記事を読んでください。
さて、今回解説していくのは「接続詞/疑問詞/間投詞」です。
Part.1&2で取り上げた品詞が文中でメインに使われるものですが、今回の品詞も必要不可欠なものです。
では、さっそく解説に移ります。
① 接続詞
② 疑問詞
③ 間投詞
① 接続詞
「接続」という言葉の意味を考えてみましょう。
「ものとものをつなげる」というのが「接続」の意味ですね。
つまり、接続詞は「ものとものをつなげる」品詞なのです。
では、何をつなげるのでしょうか?
どのようにつなげるのでしょうか?
この視点を持つことが大事です。
以下の2つのポイントは非常に重要です。
・語句と語句、文と文をつなげる。
・同列の関係でつなげるパターンと、主従の関係でつなげるパターンがある。
2つ目のポイントは特にしっかりと捉えてください。
同列の関係でつなげる接続詞を「等位接続詞」と言います。
「等位接続詞」は「AとB」というように、ものごとを並列に並べます。
例えば「apple and orange」というような感じです。
主従の関係でつなげる接続詞を「従位接続詞」と言います。
「従位接続詞」は「AだからB」というようなつながりを持ちます。
主節と従属節の関係を作るから「従位接続詞」となるのですね。
接続詞に関するより詳しい解説はココをクリックしてください。
② 疑問詞
「5W1H」という言葉を聞いたことがありますか?
おそらくだいたいの人はこの言葉を知っているでしょう。
この「5W1H」というのが疑問詞です。
Ex) Do you eat breakfast?
訳)あなたは朝食を食べますか。
この例文について考えましょう。
この文に対して返答する場合、「Yes/No」の2択しか考えられませんね。
このように、「はい/いいえ」の2つの回答選択肢しかない質問を「クローズドクエスチョン」と言います。
では、この文はどうでしょうか。
Ex) What do you eat for breakfast?
訳)あなたは朝食に「何を」食べますか。
この文に対する返答は無限に考えられますね。
ごはん、パン、バナナ、ヨーグルト…
このように返答の選択肢が無限にある質問を「オープンクエスチョン」と言います。
「何を」という言葉が質問に具体性を持たせています。
こういった「オープンクエスチョン」を作るのが疑問詞です。
疑問詞の要点はこれに尽きます。
・疑問文に具体性を持たせる。
疑問詞に関する詳細事項は以下のリンクから確認しましょう。
疑問詞の解説記事
③ 間投詞
さて、いよいよ最後に紹介する品詞です。
「え!?もう最後なの?」と思うほど品詞は少ないですね。
最後に紹介する品詞は間投詞です。
上の「 」内の「え!?」という言葉が間投詞にあたります。
皆さんが普段使う言葉だと「まじ?」なども間投詞です。
間投詞は喜びや驚きなどの感情や、相づちなどを表す品詞です。
「Wow(うわぁ)」や「Well(そうだね)」などの言葉があります。
特に文に対して特別な意味は持たないこともポイントです。
・感情や相づちを表す。
・文に対して意味を付加することはあまりない。
この2点は確実に押さえましょう。
間投詞の具体的な解説はコチラから確認しましょう。
さて、これで品詞の解説の第3部を終わります。
これで、長かった品詞の解説も終わりです。
「基礎の基礎」の重要性は分かりましたか?
この2つの記事も合わせて確認してくださいね。