長文読解

「英文読解入門 基本はここだ!」の評価と使い方

「英文読解入門基本はここだ!」の評価と使い方

 

英文読解入門基本はここだ!」についてを今回は説明していきます。

この参考書は、英文解釈の入門書として使われることの多い参考書です。

 

著者の西きょうじ先生も非常に有名ですから、知っている人や使っている人が多いのではないでしょうか?

 

人気の参考書が故に、周りが使っているという理由で自分も使っているということはありませんか?

参考書はメリットだけでなく、デメリットも把握しなければならず、正しい使い方も理解していなければいけません。

 

では早速、評価と使い方を解説していきたいと思います。

 

 

 

1.基本情報

英文読解入門基本はここだ!―代々木ゼミ方式 改訂版

  • 単行本: 165ページ
  • 出版社: 代々木ライブラリー; 改訂版 (2005/05)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4896808371
  • ISBN-13: 978-4896808377
  • 発売日: 2005/05
  • 商品パッケージの寸法: 20.8 x 14.8 x 1.2 cm

 

ジャンル:英文解釈参考書

難易度:高1レベル

到達目標:英文解釈能力の基礎を身につける

必要期間:1ヶ月半〜2ヶ月

用途:入試の長文を1文ずつ理解できるようにする

対象者:英語が苦手な高校1年生(教科書の例文すら危うい人)

問題数:50題

 

タイトルの通り、基本的な例文50題に取り組んでいく中で英文解釈能力を育成していきます。

あまり長くない1〜2行程度の英文の意味がしっかりと理解できるようになることが目標です。

そのために必要な知識・スキルは、正確な構文把握力+単語力 です。

 

内容に関しては非常に基本的な内容が収録されています。受験対策の参考書というわけではなく、あくまでも教科書レベルの英文すら意味をつかめない人に読んでもらいたい1冊です。

 

対象レベルについて「英語が苦手な高校1年生」と書いてありますが、もし受験生が取り組みたいのであれば、センター試験5割レベルの人がそれに相当します。

一度センター試験を解いてみて、その点数に応じて使用するかどうか決めてみましょう。

 

次の章では、より詳細なレビューをしていきます。

 

 

2.「基本はここだ!」のコンセプト

【超重要】英文の読み方の基本プロセスを身に着ける

この西きょうじ先生の言う本質的な意味をわかるでしょうか?

みなさん、誰でも英文法・グラマーという授業で、英文法をやるでしょう。

それとは別に長文読解も別に勉強するでしょう。

また、さらに英文解釈の授業もあるかもしれません。

問題となるのは、英語を勉強する時に、それぞれ個別に勉強していて、文法でも解釈でも長文も読みこなせるようなそもそもの英文を読む力がない場合です。

実は結構、多かったりします。

西きょうじ先生の「英文読解入門基本はここだ!」のはじがき から引用させて頂きます。

「初めに考えるべきいくつかのプロセスがあって、そのプロセスを経て初めて、○○構文の存在に気づくはずなのです。」

すべての英文に通じる基本プロセスを順に身につくように構成」

「読解において絶対必要な基本プロセスが順に身につくように構成」

 

で、この「英文読解入門基本はここだ!」をやる上で、非常に重要なのが

「解説については、文構造の理解について、なぜそうなるのかのプロセスにこだわりました。」

と言っています。

この英文解釈の参考書の本質はここですよ。

間違えないようにしてくださいね。

言いたいことは、絶対に和訳をするだけで終わらせてはいけない、ということです。

ノートに訳して合ってる、合ってない、ということをするための参考書ではないことは知っておくべきです。

正しい勉強の仕方をしましょうね。

 

 

3.「基本はここだ!」の評価

2-1 使用上のメリット

・豊富な英文。

例題と類例、章末問題を合計すると約300の英文が収録されています。

 

センター試験レベルの英文を読むためには、十分な量の英文収録数と言えるでしょう。例題と類例は基本的な内容が多いですが、章末問題は少し難易度が上がって入試問題のレベルになります。

 

例題と類例で基本的な文法事項や英文解釈をマスターして、そのあとに章末問題で自分の実力を試すというパターンで使って行くことが基本になります。

 

 

2-2 使用上のデメリット

・CDがついていない。

常に「音読こそが最高の英語学習法だ」と言っていますが、この参考書にはCDがついていません。CDと併用することで学習効果のアップ、リスニング力、速読力のアップにつながります。

 

しかし、CDがなかったとしても自分で音読はできると思います。英文をしっかりと音読する癖さえつけば速読力の養成にはつながるので、必ず音読はしましょう。

 

・文法用語が多用されている。

この参考書では文法用語が多用されています。「SVOC」すらわからないという人は、最初戸惑うでしょう。内容は充実しているものの、文法に関する基礎知識が不足していると、この参考書の使用は難しいかもしれません。

 

最低限の文法事項は押さえてから使い始めてください。各品詞の機能(ex:名詞が文中でどのように使われるかわかりますか?)などを理解してから取り組めば、かなり効率の良い学習ができます。

 

・文構造が分かりにくいかも。

私がオススメしている英文解釈参考書に『入門英文解釈の技術70』があります。これと比べると、少し使いづらいかもしれません。

 

基本はここだ!では、文構造の関係が技術70ほど分かりやすくは示されていません。

なんというか、文章の説明が多く、昔風の参考書っぽい感じです。

技術70ではSVOCや文の就職関係が図式化されているのですが、それと比較すると少し物足りなく感じてしまいます。

 

しかし、そこまで気にならないとも思うので支障はないでしょう。

ただ、内容としては、抑えておきたい内容はちゃんと書かれています。そこはさすが、西きょうじ先生!といったところです。

 

 

4.「基本はここだ!」の使い方

他の英文解釈参考書の使い方と基本的には変わりません。

 

①英文を和訳する。

「例題」の例文を口頭で和訳するのではなく、しっかりとノートに和訳を書き込みましょう。

自分のわかる範囲内で、文構造ごとに区切りながら和訳して行くことがポイントです。

 

SVOをふって修飾関係なども書いておくことでさらに学習効果が高めていきましょう。※これは必須ぐらいに考えておいてください。

SVOを正確にふれない箇所・曖昧な箇所は後で復習できるように線を引いておきましょう。

 

自分の和訳が先生のように綺麗な和訳じゃなくても構わないと思います。

ただし、その和訳を第3者の誰が読んでも構文を正しく取れているとわかるような和訳にしましょう。

第3者の人が、あなたの和訳を読んで、この人はSVOをこう理解している、とわかるような具合です。

 

②解説(読解プロセス)を熟読する。

参考書上の解答と自分の解答を見比べてみましょう。そこで次のことに注意して確認してください。

 

ニュアンスが合っているかではなく、文構造に忠実に訳せているか

 

あくまでも、文構造の理解を深めるのが本書の目的です。大意把握であれば、長文問題集に取り組む方が力はつきます。

本書の使用目的をよく理解した上で使いましょう。

 

SVOC、修飾関係くらいは最低でも違いを見つけながら和訳を確認してください。

 

※類例と章末問題に関しても同様に解答してください。

特に、章末問題に関しては入試レベルに設定されているので少し難しく感じると思いますが、文構造を掴むことを意識してください。

 

※最初は1日4題のペースで行いましょう。

このペースで行うことで、約2週間で1周できます。

復習は正確に構文が取れなかった箇所を中心に復習。

確実に構文を把握して意味が取れるようになるまで復習して英文解釈の基礎が築けます。

 

この英文解釈の有名な参考書「英文読解入門基本はここだ!」で目指したいゴール

ここまでやりきると、かなり英文が読めるようになるはずです。

【応用のきくベストな勉強法】

初見で英文を読んでいる時に、「読解プロセス」に書かれている太字の重要部分が確実な知識として入っており、瞬時に頭に浮かぶ

 

そうなるために、この参考書でどうすれば良いのかというと、

ステップ1「例題」の英文を見て、自分で自分に「読解プロセス」のように、この英文は文構造がどうなっていて、、、とすべて説明できる

ステップ2 英文を読む時に、テーマの内容(例:0品詞の役割を知ろう→品詞がこうだから、構文はこうで、だからこういう訳になる。)と英文のルールを(頭で考えることなく深く)考えずに瞬時に出てくるぐらいです。

日本語を喋る時に主語はこうで、動詞はこうで、、、なんて考えませんよねwww

 

学習の段階に応じて、ステップ1やステップ2を目標にしてみてはどうでしょう。

少しでも突っ掛かったりしたらダメです。

どの知識が足りなかったかを振り返って丁寧に復習しましょう。

 

で、この参考書は英文を読むための骨格となりうる参考書の一つです。

ということは、この参考書に出てくる知識レベルは、何度も復習して、何も考えずに瞬間でてくるぐらいにならないとダメです。

英文を読むための基本ですからね。

逆に、そうなるとしめたものです。

 

偏差値60ぐらいは楽に取れるようになっていくと思います。あと、それに併せて、偏差値60以上になるとある程度の単語力も必要ですよ。

単語力・構文把握力をしっかりつけておくと自分自身で英文が読めるという感覚がわかってきます。

そうなったらしめたものです。

以上で終わります。

 

 

5.姉妹テキスト『ポレポレ英文読解プロセス50』の紹介

「基本はここだ!」には姉妹テキストがあります。それが、ポレポレ英文読解プロセス50』です。ポレポレも知っている人が多いのではないでしょうか?

 

名前は少し可愛らしいですが、内容は難関大レベルの英文解釈書であり、非常に高度なものが求められます。評価や使い方については下のリンクからレビューを見ることができます。

 

・「ポレポレ英文読解プロセス50」の評価と効率的な使い方

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