英文法

名詞とは「名」を表す「詞」

名詞

 今回は名詞について考えていきます。そもそも、名詞とは何か?それは、
“人やモノや事象を表す言葉”

NancyやPaulといった人を表す言葉、dogやcatといった動物、appleやfood…
これら全てが名詞なのです。ですが、ここで重要なことがあります。

 

その名詞は数えられるものですか?それとも、数えられないものですか?
名詞は、数えられる名詞(以下、可算名詞)と数えられない名詞(不可算名詞)に分かれます。

 

別の言い方をすると以下のようになります。
・可算名詞→1つ、2つと数えることができる
・不可算名詞→「グラム」、「リットル」など量で数値化して測る
では、少し細かく見ていきます。まずは可算名詞については以下の通りです。
単数、つまり1つの時はa(an)などが名詞の前に付く単数形となります。
複数、つまり2つ以上の時は複数形という形を取ります。
○a(an)の付け方
・普通の名詞の場合→aを付ける
Ex)a dog(1匹の犬)、a car(1台の車)、a house(1軒の家)
・母音で始まる名詞の場合→anを付ける
EX)an apple(1つのリンゴ)、an egg(1つの卵)、an umbrella(1本の傘)
母音とは?
母音とは、A(あ)、E(え)、I(い)、O(お)、U(う)のことです。日本語で言うとあいうえおのことですね!
○複数形の作り方
・普通の名詞→語尾にsを付ける
Ex)dogs、cars、books
・語尾がs/o/x/ch/shの場合→語尾にesを付ける
Ex)buses、potatoes、boxes、benches、dishes
・語尾がfの場合→fをvに変えてesを付ける
Ex)leaf→leaves
・語尾が「子音+y」で終わる場合→yをiに変えてesを付ける
Ex)copy→copies
※以下のように単数形と複数形でスペルが異なる名詞も存在するので注意!
Ex)man→men、mouse→mice、child→children
では、不可算名詞はどうなるのでしょうか?
数えられないわけですから、複数になることはありません。故に、常に単数形となります。ここで注意しなければいけないのが、aやanは不可算名詞の前に付けないことです。

【重要】可算名詞と不可算名詞の見分け方
名詞を考える上で最も肝心なのが、可算名詞と不可算名詞の見分けることです。その見分け方は大きく3種類あります。では、不可算名詞とはどういうものなのでしょうか?
① 形が変わっても名称が変わらない名詞
例えば、パンを例に挙げてみましょう。パンは切られていなくてもパン、切られていてもパンです。つまり、1斤でもパン、1切れでもパンなのです。
1斤のパン→a loaf of bread、1切れのパン→a slice of bread
こういったように考えられますね。
対照的に、鉛筆はどうでしょうか?鉛筆は削ってしまえば、その削られたカスは鉛筆としての機能は果たせませんよね?つまり、鉛筆ではなくなってしまうわけです。もはや、木くずですね。ゆえに、鉛筆は可算名詞となるわけです。

② 形が明確ではない名詞
これは、どういうものでしょうか。一般に“総称”として扱われているものです。具体的には、
食べ物→food、アメリカ人→American
ここで、「アメリカ人は数えられるでしょ!」と考えた人が多いと思います。しかし、ここでいうAmericanというのはアメリカ人の総称であり、1人、2人と数えるようなものではないのです。
③ 形として捉えにくい名詞
代表的なものとして「液体」が挙げられます。今回は水を例に考えてみましょう。頭の中で水をイメージしてください。おそらく、コップや瓶に入っている水を想像したことでしょう。だから、水は
コップ1杯の水→a glass of water、瓶1本の水→a bottle of water
というように言います。
他にも、「感情」など、目に見えないものも不可算名詞に分類されます。
愛→love、幸福→happiness、時間→time
などが具体的な例です。

最後に、英語の名詞を理解する上で重要なのは、「その名詞が可算名詞なのか不可算名詞なのか」ということです。これをしっかり意識していきましょう。

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