英文法

自動詞と他動詞の違い、一瞬で見分ける方法とは

自動詞と他動詞の違い、一瞬で見分ける方法とは

自動詞と他動詞の違いを知っていますか?

今回考えるのは、文に使われている動詞が自動詞か他動詞かということです。

この区別が生じるのは、一般動詞のみです。

今回の説明で、その一般動詞が自動詞なのか他動詞なのか見分けられるようにしてくださいね。

 

 

 

○自動詞の意味・使い方

自動詞とは、一言で言うと

“目的語がなくても使える動詞”

です。

「走る」や「生きる」というように主語が他のものを伴わずにできる動作の事です。

例えば、”I sleep”(私は眠る)や “The bird flew away”(鳥が飛んでいった)のような文は、自動詞を含む文です。

主語(IやThe bird)だけで、動作(sleepやfly)が完結しています。

自動詞には、状態を表すものや移動を表すもの、感情や心理状態を表すものなどがあります。

例えば、”The water boils”(水が沸騰する)、”He smiled”(彼が微笑む)、”The train arrived”(列車が到着する)などが自動詞の例です。

Ex) Takashi runs fast.
訳)タケシは速く走ります。

この文の動詞はrunですね。

Run(走る)という動作はタケシがいればできることですね。

他のものが必要な動作ではありません。

故にrunは自動詞であることが分かります。

また、自動詞は、目的語を必要としないため、主語に対する補足情報を含む副詞や前置詞句がよく使われます。

例えば、”The bird flew away quickly”(鳥がすばやく飛んでいった)や”I sleep well at night”(夜にはよく眠る)のように、副詞や前置詞句が主語に対する情報を提供しています。

Ex) I live in Tokyo.
訳)私は東京に住んでいる。

この例文のように、目的語を取りたい場合は自動詞の後ろに前置詞を伴います。

つまり、「自動詞+前置詞」=「他動詞」ということになります。

 

 

○他動詞

他動詞とは、一言で言うと

“目的語がないと意味を成さない動詞”

です。

 

「~をする」や「~を食べる」といったように必ずその動作の目的語が必要な動詞を他動詞と言います。

Ex) I play baseball.
訳)私は野球をします。

 

つまり、何をするのかが明確でないと、この文は成り立たないのです。

ここで、私は何をするのでしょうか?

playの後ろにあるbaseballですね。

 

例えば、”I eat an apple”(私はリンゴを食べる)や “She reads a book”(彼女は本を読む)のような文は、他動詞を含む文です。動詞(eatやread)に加え、目的語(an appleやa book)が必要です。

他動詞には、物を移動する、行動をする、感情や考えを示すなど、様々な意味を持つものがあります。例えば、”He gave me a gift”(彼は私に贈り物をくれた)や “She teaches English”(彼女は英語を教える)などが他動詞の例です。

また、他動詞には受動態を作ることができます。

受動態とは、主語が受け手となり、動作を受ける文のことです。

例えば、”The gift was given to me by him”(その贈り物は彼によって私に贈られた)や “English is taught by her”(英語は彼女によって教えられる)のように、他動詞を受動態にすることができます。

他動詞は、目的語を必要とするため、文に含まれる情報が豊かになる傾向があります。

また、目的語には冠詞や代名詞が使われることが一般的です。

例えば、”I ate the apple”(私はそのリンゴを食べた)や”She reads it every day”(彼女はそれを毎日読む)のように、theやitなどの冠詞や代名詞が目的語として使われています。

 

自動詞と他動詞の違いと見分け方

その動詞が自動詞か他動詞か、これはその動詞の後ろを見れば一目瞭然です。

自動詞→直後に名詞(目的語)を置けない。

他動詞→直後に名詞(目的語)を置くことができる。

このように、自動詞と他動詞の違いは、動詞がどのような語句を必要とするかにあります。

自動詞は、主語だけで完結する動詞で、目的語や補語を必要としません。

例えば、”The bird flew”(鳥が飛んだ)や “I laughed”(私が笑った)のような文は、自動詞を含む文です。

主語だけで動作や状態の変化を表現しています。

一方、他動詞は、主語が何かを別の名詞や代名詞に対して行う動作(目的語を取る)を表します。

そのため、他動詞は必ず目的語を必要とします。

例えば、”She eats an apple”(彼女はリンゴを食べる)や “He plays basketball”(彼はバスケットボールをする)のような文は、他動詞を含む文です。

動詞に加え、目的語が必要です。

また、他動詞には、文法的に必要な補語がある場合があります。

補語とは、動詞によって表された状態や動作に関する情報を与える補助的な語句のことです。

例えば、”I found the book interesting”(私はその本が面白いと思った)のような文では、動詞”found”に加え、目的語(the book)と補語(interesting)が必要です。

自動詞と他動詞を使い分ける際には、動詞がどのような意味を持つかを把握することが重要です。

また、英語では、動詞の前に副詞を置くことで意味が変わることもあります。

例えば、”She turned the key”(彼女は鍵を回した)という文に対し、”The key turned”(鍵が回った)という文では、同じ”turn”という動詞でも、他動詞と自動詞で意味が異なります。

※動詞には、自動詞のみ・他動詞のみ、自動詞・他動詞両方というパターンがあります!これは重要です!

この知識があるだけで、整序問題はかなり解きやすくなるはずです!

 

これを覚えておくだけで、自動詞と他動詞を見分ける問題は瞬殺ですね!!

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