S + 動詞+ O + of + Oの文型をとる動詞を例文も入れて詳しく解説
普通の熟語帳は動詞がメインにされているため、どのようなパターンで前置詞・副詞がつくのかがわかりません。
ここでは、「S + 動詞 + O + of + O」というパターンの熟語をまとめて紹介するので、一気に多くの熟語を覚えることが可能です。
「S + 動詞 + O + of + O」という文型は、「OがOの〇〇であることをSが動詞で述べる」という意味
以下に、この文型をとる代表的な動詞と例文を示します。
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accuse 「accuse」は、「非難する、告発する」という意味
例文:
- The police accused the suspect of theft.(警察はその容疑者を窃盗の罪で告発しました。)
- The teacher accused the student of cheating.(教師はその生徒を不正行為の罪で非難しました。)
- The manager accused the employee of being lazy.(マネージャーはその従業員を怠惰な人物だと非難しました。)
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remind 「remind」は、「思い出させる、注意喚起する」という意味
例文:
- Can you remind me of the deadline?(締め切りを思い出させてくれますか?)
- I want to remind you of the importance of this project.(このプロジェクトの重要性を再度注意喚起したいと思います。)
- He reminded his wife of their anniversary.(彼は結婚記念日を妻に思い出させました。)
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rob 「rob」は、「強奪する、奪う」という意味
例文:
- The thief robbed the bank of millions of dollars.(泥棒は銀行から何百万ドルも奪いました。)
- Someone robbed me of my wallet on the street.(誰かが通りで私の財布を奪った。)
- The fire robbed us of our home.(火事によって我々は家を奪われてしまった。)
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deprive 「deprive」は、「奪う、剥奪する」という意味
例文:
- The illness deprived him of his vision.(病気によって彼は視力を奪われました。)
- The punishment deprived the student of his scholarship.(処罰によってその生徒は奨学金を剥奪されました。)
- The war deprived the people of their basic needs.(戦争は人々の基本的なニーズを奪い去りました。)
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rob 「divest」は、「取り除く、剥奪する」という意味
例文:
- The company divested itself of unprofitable businesses.(企業は収益性の低いビジネスを取り除きました。)
- He divested himself of all his worldly possessions.(彼は自分のすべての世俗的な財産を取り除きました。)
- The government is considering divesting itself of some of its assets.(政府は自身の資産の一部を取り除くことを検討しています。)
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relieve 「relieve」は、「取り除く、緩和する」という意味
例文:
- The medicine relieved her of her pain.(その薬によって彼女の痛みが緩和されました。)
- The air conditioning relieved us of the summer heat.(エアコンによって夏の暑さから解放されました。)
- The new staff relieved the old staff of some of their workload.(新しいスタッフが、古いスタッフの仕事の一部を緩和しました。)
このように、「S + 動詞 + O + of + O」という文型は、主に「奪う、剥奪する、取り除く、緩和する、注意喚起する」といった意味を表す動詞によって使用されます。
注意すべきは、「accuse」や「rob」といったように、ネガティブな意味合いを持つ動詞もあるということです。
また、「remind」や「relieve」は、前置詞「of」の代わりに「from」を使って「S + 動詞 + O + from + O」という文型で表現することもできます。
なお、「S + 動詞 + O + of + O」という文型は、名詞の代わりに代名詞を用いることもできます。
例えば、「The teacher accused him of cheating.」のように、「him」を使用することができます。
また、「S + 動詞 + O + of + O」という文型には、間接目的語を含めることができる場合があります。
例えば、「He reminded me of the importance of this project.」のように、動詞「remind」の後に「me」が続き、「of」の後に「the importance of this project」という名詞句が続いています。
このように、「S + 動詞 + O + of + O」という文型は、大学入試に限らず日常会話やビジネスの文書などでよく使用される表現の一つです。
上記のような動詞を用いて、「OがOの〇〇であることをSが動詞で述べる」という意味を表現する際に、この文型を活用してみると良いでしょう。