受験生のみなさん、英作文の対策はどのようにして行っていますか?受験英語の中でも、英作文の学習というのは非常に地道が故に対策していない人が多いものでしょう。
英作文の学習は大きく3つに分けられます。
①例文暗記
②表現暗記
③実戦演習
この3つから英作文の学習は成り立っていると思うのですが、今回紹介するのは①の例文暗記のための参考書です。それが、「夢をかなえる英作文 ユメサク」です。
大半の人は名前からわかると思いますが、キクタンシリーズの1冊です。キクタンの例文暗記用の参考書が「ユメサク」です。
では早速、ユメサクの評価と使い方を解説していきます。
1.基本情報
- 単行本: 326ページ
- 出版社: アルク (2013/10/31)
- 言語: 日本語
- ISBN-10: 4757424019
- ISBN-13: 978-4757424012
- 発売日: 2013/10/31
- 商品パッケージの寸法: 21 x 15 x 2 cm
ジャンル:英作文対策例文集
難易度:センター試験〜国公立二次試験
到達目標:二次試験の英作文で合格点
必要期間:指定なし
用途:試験で必要となる例文の暗記
対象者:模試の英作文で得点が伸びない受験生
例文数:720
収録シチュエーション:天気 学校生活 家庭生活 健康 旅行 比較文化 歴史・伝統 科学技術 政治・経済 ユメ
ユメサクは他の例文集とは違い、シチュエーション別に章が分かれています。詳しいことは後々書いていきますが、「健康」や「旅行」など、各シチュエーションに応じた例文が収録されています。
キクタンシリーズといえば、やはりCDが付いていることが一番のメリットだと思います。この例文秋にもCDが付属しているので他の例文集よりも暗記がしやすいことが考えられます。
超有名進学校である灘高校のキムタツ先生の参考書は非常にポピュラーなシリーズですので、1冊持っておいて損はないと思います。
2.ユメサクの評価
2-1. 使用上のメリット
・シチュエーション別の例文暗記。
720の例文が10のシチュエーション別に収録されています。では、シチュエーション別に収録されていると何がいいのでしょうか?
英作文の問題を解いている際、わからない表現があった場合に辞書としても使えるのです。例えば、「タバコは体に良くない。」という英文を書きたいときに思い浮かばないのであれば、「健康」の章を見れば類似的な表現が出てくるでしょう。
・CDを用いた例文暗記
英作文の学習でCDを聴きながら音読する人はあまりいないでしょう。それが盲点なのです。
英語学習の最大の肝は音読です。長文読解、単語暗記、文法学習、英作文、全てにおいて鍵を握っているのが音読です。キクタンシリーズといえばCDの音声を用いた学習で非常に有名ですから、CDで音声を聴きながら音読して例文を暗記していくということが可能になります。
2-2. 使用上のデメリット
特になし
3.ユメサクの効率的な使い方
ユメサクの使い方は非常にシンプルです。以下の手順で行なっていきましょう。
①1章/週のペースで暗記する。
720の例文が10章に分かれているので、約72の例文に1週間で触れる計算になります。それをさらに細分化して、1日に約10の例文を暗記すれば良いという計算になりますね。
1日あたり、5回以上同じ英文を音読し続ければ大体の人は暗記できます(私の経験則的に)。それでも覚えられない人は音読の回数を増やしたり、実際にペンを持って例文をノートに写してみたりするのも効果があると思います。
②並行して問題演習を行う。
例文暗記と並行して行なって欲しいのが問題演習です。英作文の問題集を購入して、毎日5題くらい取り組んでみましょう。どの問題集を使ってもいいとは思いますが、私がおすすめするのは『大学入試英作文ハイパートレーニング和文英訳編』です。
おそらく、この本は英作文の問題集で最も売れているものでしょう。例題の質が非常に高く、例文集も付いているため、ユメサクでは補いきれない例文も収録されているのでおすすめできます。
・「大学入試英作文ハイパートレーニング和文英訳編」の評価と使い方
おそらく、この2ステップを反復していけば長期的なスパンで英作文の得点力は伸びていきます。毎日ひたすらコツコツと積み重ねて学習していきましょう。最後に、キクタンシリーズのレビューも載せておくので確認してみてください。