最重要構文!使役動詞:make +人+形容詞を3分で覚える
今日は使役動詞としてのmakeの使い方を学びます。
例文がたくさんある割には3分と言ってしまったので、笑
急いで例文を読んで訳していきましょう。
もう英文を見た瞬間に、頭の中で構文と意味が取れるぐらいを目指しましょう!
それではスタート!
使役動詞:make +人+形容詞 の意味
意味:〜させる
「make+人+形容詞」とは、人を対象として何らかの状態にさせることを表す使役動詞の一種です。
この構文は、英語においてよく使われる構文の一つであり、多様な場面で用いられます。
「make+人+形容詞」の形をとる構文は、「make」の後に対象の人(名詞)を置き、その人を何らかの状態を表す形容詞で修飾します。
例えば、次のような文があります。
- She always makes me happy.(彼女はいつも私を幸せにしてくれる。)
この文で、”She”が対象の人、”happy”がその人を表す状態を示しています。
この構文は、「make+人+動詞」のような別の使役動詞と比較して、ある状態に直接的に作用するという特徴があります。
つまり、「make+人+形容詞」は、ある状態を強制的に作り出すという意味合いがあります。
例えば、「make her cry(泣かせる)」は、彼女を泣かせることを意味します。
一方、「let her cry(泣かせることを許す)」は、彼女が泣くことを許すことを意味します。
使役動詞:make +人+形容詞 構文から捉えた読み方・思考プロセス
基本例文:You make me happy. (君は私を幸せにしてくれる)
The exam result made me feel down.
(そのテストの結果は私を落ち込ませた)
その他、(make 人 形容詞)使い方を例文で説明していきます!
左から右に直読直解しながら、同時通訳っぽく意味を取る練習をしてください。
この時の英文を読む思考プロセスは下記のような流れです。
S make ・・・まで目に入ったら、これって使役動詞のmakeかもな!(構文の選択肢としてあり得る)ということが頭の片隅にくる。
※もっというと、make は他動詞なので、いずれは絶対に目的語となるNがきます。
この目的語に何が来るのかが非常に重要ということです。この目的語が物か人か。これで変わるのです!
S make 人・・・まで目に入ったら、【使役動詞】かも!と想像したいところ。
Sが人を作る・・・あまり考えられないですよね。笑
ここまで0.5秒ぐらいで考えて、0.3秒で、【使役動詞】で、この後に【形容詞】が来るかも!とさらに想像!
S make 人 形容詞・・・やっぱり【使役動詞】makeで、S make 人 形容詞:Sは人に形容詞させる だな!
というのが英文を読む思考プロセスです。
使役動詞:make +人+形容詞 の使い方と例文
簡単な例文を10個用意しました!英文を読んで訳しながら使い方や構文の構造に慣れて、自動的にインプットしてしまいましょう!
- He makes me happy. (彼は私を幸せにしてくれる。)
- (解説)makeの後に人(me)を置き、その人を何らかの状態(happy)にすることを表します。
- She made him angry by insulting him. (彼女は彼を侮辱して怒らせた。)
- (解説)makeの後に人(him)を置き、その人を何らかの状態(angry)にすることを表します。
- My parents made me go to bed early when I was a child. (私が子供の頃、両親は私を早く寝かせた。)
- (解説)makeの後に人(me)を置き、その人を何らかの行動(go to bed early)にさせることを表します。
- The coach made the players practice for hours every day. (コーチは選手たちに毎日何時間も練習させた。)
- (解説)makeの後に人(the players)を置き、その人たちを何らかの行動(practice)にさせることを表します。
- She made her kids eat their vegetables before they could have dessert. (デザートを食べる前に、彼女は子供たちに野菜を食べさせた。)
- (解説)makeの後に人(her kids)を置き、その人たちを何らかの行動(eat their vegetables)にさせることを表します。
- The teacher made the students write an essay about their summer vacation. (教師は生徒たちに夏休みについてのエッセイを書かせた。)
- (解説)makeの後に人(the students)を置き、その人たちを何らかの行動(write an essay)にさせることを表します。
- He made me nervous by asking me so many personal questions. (彼は個人的な質問をたくさんして、私を不安にさせた。)
- (解説)makeの後に人(me)を置き、その人を何らかの状態(nervous)にすることを表します。
- The boss made his employees work overtime to finish the project. (上司はプロジェクトを完成するために、従業員に残業をさせた。)
- (解説)makeの後に人(his employees)を置き、その人たちを何らかの行動(work overtime)にさせることを表します。
- She made her husband feel guilty for forgetting their anniversary. (彼女は結婚記念日を忘れたことで、夫を罪悪感に陥れた。)
- (解説)makeの後に人(her husband)を置き、その人を何らかの状態(feel guilty)にすることを表します。
- The loud music at the party made me deaf for a few hours. (パーティーでの大音量の音楽により、私は数時間耳が聞こえなくなった。)
- (解説)makeの後に人(me)を置き、その人を何らかの状態(deaf)にすることを表します。
以上のように、「make+人+形容詞」は、人を対象として何らかの状態にさせることを表します。
構文は、「make+人+形容詞」の形をとります。
ただし、意味やニュアンスによって、様々な形容詞を使用することができます。
とても大切な構文なので覚えて、使いこなせるようになって下さいね!
使役動詞はmakeだけではなく、let、getなどもあります。
確認問題
下記の和文を英作しなさい。
(問題)彼は彼女をイライラさせた。
確認問題の解答
ANS) He made her irritated.
以上で、「make+人+形容詞」の解説を終わります!
できるだけこの記事を読んだだけで、意味・使い方を覚えている状態だと筆者も嬉しいです!
これからも頑張っていきましょう!
大学受験英語コーチ:タカタカ
PS:下にmakeの関連知識・使役動詞の関連記事も載せておきます!
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