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この記事で解説をするのは、「to be」についてです。
「to」は英語の学習をする度に毎日のように目にする前置詞です。
ですが、そんな「to」であっても完璧に理解している人は少ないはずです。
完全な理解をできているひとが少ないからこそ、この範囲を理解してしまえば他の人と差をつけることができます。
逆に言えば、この「to」の意味が理解できていないと他の人に差をつけられてしまいます。
今回は、「to be」という表現に焦点を絞って解説していくので、少しですが完璧に理解してくださいね。
では早速、「to be」の意味を徹底的に理解していきましょう。
①to be の意味・用法
「to be」の意味と用法について説明します。
意味と用法 その1
「be」の後ろに名詞を置いて、「~になる」という意味を表す用法です。
意味と用法 その2
「be」の後ろに過去分詞(pp)が置かれ、「~される」という意味を表す用法です。
長文中で to be を見た時に、この2つの意味と用法がすぐに頭に思い浮かんでいれば合格です。
より詳しく見ていきましょう!
②「to be 名詞」:~になる
まず紹介する「to be」の用法は、「to be 名詞」の用法です。
これは「be」の後ろに名詞を置いて、「~になる」という意味を表す用法です。
では実際に、例文で確認しましょう。
ex) My father wanted to be a baseball player in his childhood.
構文)My father/ wanted /to be a baseball player/ in his childhood.
私の父は/したいと思っていた/野球選手になることを/幼少期に
和訳)幼少期、私の父は野球選手になりたいと思っていた。
この例文では、「be」の後ろに「a baseball player」が置かれています。
ということは、「a baseball player」になるということを示しているのがこの例文です。
ex) His son grow up to be a teacher.
訳)彼の息子は教師になった。
これは「be」の後ろに「a teacher」が置いてあるので、「a teacher」になるということが示されています。
③「to be 過去分詞」:~されるようになる
「be」の後ろに過去分詞が置かれ、「~される」という意味を表します。
さらに「to」があることにより未来への意味を示し、「~されるようになる」という日本語の意味を表します。
では、例文を使って確認していきましょう。
ex) I want to be hugged by her.
訳)彼女にハグされたい。
すごく気持ち悪い例文ですね。
しかし、この例文から学ぶことはたくさんあるので、この例文をそのまま覚えても良いでしょう。
「be」の後ろに過去分詞の「hugged」が置いてあります。
これにより、「ハグされる」という意味になり、さらに「to」によって未来への意味が追加されています。
直訳すれば、「ハグされるようになりたい」という日本語になりますが、少し不自然なので「ハグされたい」と和訳するのが良いです。
また、文末に「by her」という表現がありますね?
この「by」は「hug」という動作の主体を示しています。
では最後に確認問題で、自分の理解度確認しましょう。
④確認問題
次の英文を和訳しなさい。
1. Mr. Suzuki grew up to be a lawyer.
2. Shun wanted to be kissed by Yui.
3. Maki wants to be a doctor.
解答&解説
1. 鈴木さんは弁護士になった。
「be」の後ろに「a lawyer」が置かれているので、「弁護士になった」という意味を表しています。
2.シュンはユイにキスしてもらいたいと思っている。
また気持ち悪い英文ですね。しかし、この形の英文は「to be」を学ぶ上で非常に重要な英文です。
確実に覚えてください!!!
3. マキは医者になりたいと思っている。
これもまたシンプルな英文です。「be」の後ろに「a doctor」が置かれているので、「医者になる」という意味を示します。
これで解答&解説を終わります。
いかがだったでしょうか?
おそらく、ほとんどの方が気付いたと思いますが、「to be」の英文は非常にシンプルで分かりやすいものが多いのです。
2つのパターンの和訳さえできるようになってしまえば、あとはそれを少し応用するだけです。
「to」は不定詞としても重要です。「to 不定詞」の記事は以下のリンクから確認してください。