今回は「in order to」について説明します。
中学生の時に習い大学受験やTOEICでも頻出なin order to
「~するために」という訳は覚えていると思いますが、
なんとなくの理解しかしていない人が多い気がします。
なのでこの記事を読んで、in order toを完璧に理解してしまいましょう。
in order toとは?
まずはin order toとはなんなのかを簡単に理解しましょう。
品詞は副詞です。
でも単語ではなく3単語のまとまりで1つの意味になる熟語です。
in order toの「to」はみなさんおなじみのto不定詞です。
参考:http://wcg.heteml.net/www.minna-english.net/58/
参考:http://wcg.heteml.net/www.minna-english.net/65/
なので「to」の後に来る単語はわかりますよね。
動詞の原形です。
だからin order toの訳は、「~するために」となっているのです。
文章 in order to 動詞の原形 ~
このような感じで使われます。
このin order toは不定詞が「目的」を表すことをしっかりと示しています。
まとめると
・副詞の役割をする熟語
・後ろには動詞の原形が来る
・訳は「~するために」
また、in order toの使われ方で、否定の意味にしようとした場合、どのようになるでしょうか?
この場合 in order not to 不定詞 という形になります。toの前にnotを付けます。
まあ、目的をしっかりと示すために同じようなイディオムもあります。
so as to 不定詞 です。
in order to 不定詞 = so as to 不定詞
in order not to 不定詞 = so as not to 不定詞
となります。併せて覚えてしまいましょう!
in order toを例文で理解しよう
英語は必ず文章があります。
in order toも文章の中で使われます。
だからこそ例文を使って理解しましょう。
I study hard in order to pass the examination
S V
どんな文章なのかを考えてみてください。
I study hard
「私は一生懸命に勉強する」
これで文章は完結していますよね。
ということはこの後ろに来るものは付け足しです。
なので「 in order to pass the examination」
は副詞の役割になるのです。
参考:http://wcg.heteml.net/www.minna-english.net/125/
「 in order to pass the examination」を考えましょう。
in order toは「~するために」
pass the examinationは「試験をパスする(合格する)」
なので「試験に合格するために」となります。
よって
I study hard in order to pass the examination
試験に合格するために私は一生懸命に勉強する
このような文章が一番一般的に使われるin order toです。
勉強するという「行動」
試験に合格したいという「理由」
行動 in order to 理由
という結果になることを覚えておきましょう!
ここまでは初級編です。
見分けがむずかしいものは問題になりやすいので、できれば点数につながります。
in order to と to の違い
in order to 動詞の原形(不定詞)と単なるto動詞の原形(不定詞)を比べるとin order toの場合、堅い表現になります。
in order to を使い場合は、「~するために」という目的の意味を強くするために使われます。
I go to the school to study English.
I go to the school in order to study English.
※英語を勉強するために!という目的を強く表してます。
in order toを使うケースとしては、主に下記の2点の理由で使われます。
理由1) to不定詞の用法には色々な意味があるため、目的を強調する、目的を表すと明らかにするため、in order to 動詞の原形(不定詞)で表現します。
理由2) 1つの文中にto動詞の原形・・・to動詞の原形・・・と複数使われると、意味がよくわからなくなる場合があり,それをわかりやすくするために目的を表す表現をin order to動詞の原形(不定詞)に置き換える。
in order thatとin order toの違いをわかりやすく
in order thatとin order toって何が違うの?
そう思う方がいるようです。
これは構文から考えると楽々です。
つまり、構文から考えると、
thatの後には何がどうくるの?
toの後には何がどうくるの?
これがしっかりと言えれば合格です。
では、考えてみましょう。
例)in order to動詞の原形(目的を表すto不定詞の場合)
I go to the school in order to study English.
※文法的に言うと、この場合のin orderは副詞句です。
例)in order that S+V(名詞節としてのthat S+V)
I go to the school in order that I study English.
※文法的に言うと、この場合のin orderは名詞節です。
in order to doとin order for to doの違い【発展編】
in order toの発展編です。
in order to doに英文法事項の不定詞の使い方として必ず抑えておきたい「意味上の主語」Sを入れたものがin order <for S> to doです
to動詞の原形、that節の主語の主体が主節と異なる場合はどうなるでしょうか?
●in order that節の場合には、シンプルにthat節の主語を変えれば良いだけです。
that S+V(名詞節としてのthat S+V)ですからね。
She build the book so that her friend could study English.
彼女は友達が英語を勉強できるようにその本を買った。
●in order to動詞の原形の場合には、「意味上の主語」を使って表現します。
She build the book <for her friend> to study English.
彼女は友達が英語を勉強できるようにその本を買った。
that節とto不定詞の場合の書き換えもこの際、覚えてしまいましょう。
【入試で頻出】in order の書き換え
下記のような書き換えは入試で頻出なので抑えておくと良いです。
in order to~ = in order that S+V
so as to~ = so that S+V
ここまで理解して、しっかり覚えれば in orderの関連の問題はバッチリです。
頑張って覚えてしまいましょう。