英文法

ここから始める「品詞」Part.2

ここから始める「品詞」

品詞とは、言葉を文法上の分類で分けたものです。

 

 

今回の解説テーマは「形容詞/副詞/前置詞/助動詞」です。

 

 

「形容詞/副詞/前置詞/助動詞」の解説をするためには大前提があります!

 

 

それは、この記事を読んでいる皆さんが「名詞/代名詞/冠詞/動詞」を理解していることです。

 

 

これらの品詞については、以下の記事で解説しているので、不安な人はそちらを見てからこの解説を見てください。

 

 

ここから始める「品詞」Part.1

 

 

完璧に理解してから学習に臨んだ方が、圧倒的に学習効率がいいですからね。

 

 

まだ、英語の学習をはじめて間もないのですから、少しずつ確実に基礎を固めることが大事です。

 

 

さぁ、学習の準備はいいですか?

 

 

では、さっそく解説に移っていきます!

 

 

 

①    形容詞

 

②    副詞

 

③    前置詞

 

④    助動詞

 

 

 

①    形容詞

 

 

まずは、日本語の学習からです。

 

 

「形容」という言葉の意味を考えてみましょう。

 

 

”英語の学習じゃないのか!”と思う人もいるかもしれません。

 

 

しかし、英語を理解するためには大前提として日本語の意味を分かっていないとだめですからね。

 

 

漢字の意味を考えれば、その品詞がどういう働きをするのか見えてくるでしょう。

 

 

「ものごとの状態/ありさま」というのが「形容」という言葉の意味です。

 

 

つまり、「形容詞」はものごとの状態を示す品詞なのです。

 

 

このニュアンスは確実に押さえてくださいね。

 

 

形容詞の働きは主に2つあります。

 

 

・名詞/代名詞の直前に置かれる。

 

 

・文中で「補語」として働く。

 

 

この2つは確実に押さえておきましょう。

 

 

1つ目のパターンは、「tall man(背が高い人)」というように名詞/代名詞に対して直接付きます。

 

 

直接付いているため、その名詞/代名詞を直接修飾します。

 

 

2つ目のパターンは、文中で「補語」として用いられ、「主語の状態」を示します。

 

 

「補語」という言葉が分からない人は、以下のリンクからもう一度学習しましょう。

 

 

ここから始める「品詞」Part.1

 

 

形容詞に関する詳しい解説は、以下のリンクから見ることができます。

 

 

形容詞の解説記事

 

 

 

 今回の記事での解説は、あくまでも基礎の基礎ですので上の記事を熟読してください。

 

 

②    副詞

 

 

また漢字の意味を考えてみましょう。

 

 

「副」とは、「付け加わること」という意味です。

 

 

副詞には、様子や場所、程度、などの様々な種類があります。

 

 

つまり、様子や場所、程度という意味を付加するのが副詞ということになりますね?

 

 

副詞に関する重要事項は以下の2つです。

 

 

・動詞/形容詞/副詞/文全体を修飾する。

 

 

・文中での場所は比較的自由に決められる。

 

 

特に重要なのが1つ目の項目です。

 

 

副詞は、一般的に形容詞とセットで考えられます。

 

 

そこで大事な視点が、「形容詞とどこが違うのか」ということです。

 

 

形容詞は、名詞/代名詞を修飾する品詞でしたね。

 

 

副詞は、上にも書いた通り、動詞/形容詞/副詞/文全体を修飾します。

 

 

この違いは絶対に押さえておきたいところです。

 

 

大事なのでもう一度書いておきます。

 

 

・形容詞→名詞と代名詞を修飾する。

 

 

・副詞→動詞/形容詞/副詞/文全体を修飾する。

 

 

最後に、副詞の詳細な解説記事を載せておくので確認してください。

 

 

副詞の解説記事

 

 

 

③    前置詞

 

 

まず、「前置詞」という感じの意味を考えてみましょう。

 

 

文字通り、「前に置かれる」という意味になります。

 

 

では、何の前に置かれるのでしょうか?

 

 

これが非常に重要なポイントです。

 

 

「名詞/代名詞」の前に置かれるのが前置詞なのです。

 

 

前置詞の主な働きとしては、以下の3つが挙げられます。

 

 

・形容詞的に前の名詞を修飾する。

 

 

・副詞的に前の動詞を修飾する。

 

 

・自動詞と結びついて「群動詞(句動詞)」を作る。

 

 

1,2つ目の項目について説明すると、前置詞は「節」と呼ばれる「カタマリ」を作って前に置かれた名詞や動詞に意味を付加します。

 

 

端的に言うと、「節」というのは言葉のカタマリであり、「運動会で」という言葉のようなものを指します。

 

 

3つ目は少し難しいです。

 

 

「自動詞+前置詞」「群動詞(句動詞)」というものが作られます。

 

 

他動詞が目的語を取る動詞であることは分かりますね?

 

 

この関係をまとめると以下のようになるのです。

 

 

「自動詞+前置詞」=「他動詞」

 

 

つまり、自動詞の後ろに前置詞を置くことで名詞/代名詞というような目的語を取ることが可能になるのです。

 

 

実は、この3つ目の項目は2つ目の「副詞的に前の動詞を修飾する」ということの言い換えになっています。

 

 

前置詞に関する解説に関しては以下のリンクから確認してください。

 

 

前置詞の解説記事

 

 

この記事に、2,3個目の要点が言い換えであることが詳しく書いてありますよ。

 

 

 ④    助動詞

 

 

これもまた、言葉の意味を考えてみましょう。

 

 

「動詞を助ける」という意味ですね。

 

 

では、どのように「動詞を助ける」のでしょうか?

 

 

ある動詞に対して意味を付加する品詞が助動詞です。

 

 

助動詞の要点をまとめたものがこれです。

 

 

・動詞の前に置かれて、「~だろう/~かもしれない…」などの意味を付加する。

 

 

・助動詞の後ろは原形になる。

 

 

この2点は確実に押さえましょう。

 

 

特に1つ目の項目が大事になります。

 

 

日本語で考えればすぐに分かります。

 

 

「彼は引っ越すんじゃない?」という文を考えましょう。

 

 

この文の「じゃない」が助動詞なのです。

 

 

このように、動詞に対して「推量」や「可能性」の意味を付加するのが助動詞になります。

 

 

助動詞に関する解説は以下の記事で行っています。

 

 

一般的な助動詞

 

 

助動詞的慣用表現

 

 

 

これで、品詞の解説の第二部を終わります。

 

 

第一部「名詞/代名詞/冠詞/動詞」に関する解説はコチラから!

 

 

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