長文読解

『1日1題1週間スピード英語長文』の評価と使い方

『1日1題1週間スピード英語長文』の評価と使い方

1冊の問題集を最後までやりきることが難しいと感じてしまっている人はいませんか?

そんな人におすすめしたいのが、今回紹介する「1日1題1週間スピード英語長文」シリーズです。

その名の通り、1週間で1周できるより問題集が設計されており、非常に効率的に学習していける1冊になっていると思います。

市販の長文問題集の中ではトップクラスにスピード感のある問題集でしょう。この量の問題集であればサクサクとこなしていくことが可能です。

また、レベル別に4段階に分かれているので短期間でのステップアップもできるでしょう。

 

では早速、この問題集の評価と使い方について解説していきます。

 

 

 

1.基本情報

短期で攻める1日1題1週間スピード英語長文 Level1 センター基礎レベル

短期で攻める1日1題1週間スピード英語長文 Level1 センター基礎レベル

  • 単行本: 159ページ
  • 出版社: ピアソン桐原 (2010/12)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4342271052
  • ISBN-13: 978-4342271052
  • 発売日: 2010/12
  • 商品パッケージの寸法: 20.8 x 14.8 x 1.4 cm

 

ジャンル:英語長文問題集

難易度:センター試験レベル

到達目標:センター試験70%

必要期間:2週間

用途:簡単な英文での速読力の育成

対象者:英語が苦手で特に速読が苦手な高校生

問題数:7題

 

 

短期で攻める1日1題1週間スピード英語長文 Level 2

短期で攻める1日1題1週間スピード英語長文 Level 2

  • 単行本: 148ページ
  • 出版社: ピアソン桐原 (2010/10)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4342271036
  • ISBN-13: 978-4342271038
  • 発売日: 2010/10
  • 商品パッケージの寸法: 21.5 x 15.4 x 1.7 cm

 

ジャンル:英語長文問題集

難易度:センター試験~中堅私大

到達目標:センター試験80%

必要期間:2週間

用途:私大レベルの問題での速読力の育成

対象者:センター試験で高得点を狙いたい受験生

問題数:7題

 

 

短期で攻める1日1題1週間スピード英語長文 Level 3

短期で攻める1日1題1週間スピード英語長文 Level 3

  • 単行本: 146ページ
  • 出版社: ピアソン桐原 (2011/12)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4342271060
  • ISBN-13: 978-4342271069
  • 発売日: 2011/12
  • 商品パッケージの寸法: 20.8 x 14.8 x 1.4 cm

 

ジャンル:英語長文問題集

難易度:MARCHレベル

到達目標:MARCHや国立大の問題に取り組めるようになる

必要期間:2週間

用途:難易度の高い英文での速読力育成

対象者:MARCH受験者

問題数:7題

 

 

短期で攻める1日1題1週間スピード英語長文 Level 4

短期で攻める1日1題1週間スピード英語長文 Level 4

  • 単行本: 154ページ
  • 出版社: ピアソン桐原 (2011/12)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4342271079
  • ISBN-13: 978-4342271076
  • 発売日: 2011/12
  • 商品パッケージの寸法: 20.8 x 15 x 1.6 cm

 

ジャンル:英語長文問題集

難易度:難関大レベル

到達目標:難関大の長文問題で7割得点できるようになる

必要期間:2週間

用途:難関大レベルの問題での速読力強化

対象者:難関大受験者

問題数:7題

 

 

2.level1(センター試験)の評価

2-1. 使用上のメリット

・センター試験対策にちょうどいい形式

長文の語数やレベルがセンター試験の対策に非常にマッチしています。

1日1題のペースで行うことで、1週間で1周終わらせることが可能な1冊です。センター試験の対策はいかに時間を短縮するかがカギになるのでぴったりの1冊でしょう。

もし、さらにセンター試験で高得点を取りたいのであればlevel2に取り組んでみることもおすすめします。

 

2-2. 使用上のデメリット

・問題数が少ない

センター試験の対策を十分に行いたいという人にとっては、問題数が少なく感じてしまうでしょう。

1週間で終わるように設計された問題集なので、どうしても問題数は少なくなってしまいます。演習量不足が気になるようなら、赤本などの収録問題数が多い問題集を使うことをおすすめします。

 

 

3.level2(センター試験高得点・中堅私大)の評価

3-1. 使用上のメリット

・level2では物足りない人の問題集

センター試験で80%以上取ることができるくらいのレベルの問題集になっています。

level1では物足りないと感じてしまったり、さらに点数を伸ばしたいと感じたりしている人におすすめの問題集です。

 

3-2. 使用上のデメリット

・中堅私大対策にはイマイチ

この問題集のレベルは中堅私大レベルになっていますが、あまり適していないように思えます。

私大特有の問題形式が含まれているわけでもないので、あくまでも私大”レベル”の問題演習のための問題集になるでしょう。

単語レベルがそこまで高いわけでもないので、やはり適しているとは言えません。

 

 

4.level3(有名私大・中堅国立大)の評価

4-1. 使用上のメリット

・国立大対策のスピード型問題集

短期間でブロック大の対策をしたいと考えるのであれば、この問題集が適しているでしょう。

センター試験を終えて、いよいよ二次試験を見据えた対策を行っていく時期になったら使い時でしょう。

短期間で効率的に解いていくことができます。1日2、3題解くことも十分に可能なので、さらにスピード感を持って対策していくこともできます。

 

4-2. 使用上のデメリット

・私大対策には不向き

有名私大”レベル”の問題を解くことはできますが、私大対策にはあまり向いていません。

私大特有の難単語が多く盛り込まれているわけでもなく、特に問題数が多いわけでもないので私大対策にはあまり向いていないでしょう。

 

5.level4(難関大)レベルの評価

5-1. 使用上のメリット

・旧帝大の短期対策の良書

この問題集を使うのは、センター試験後の二次試験対策でしょう。

シリーズの中でも最もレベルの高い問題集ですが、そこまで高いわけでもありません。

主となるターゲットは、旧帝大です。東大や京大のような最難関大の対策は行えませんが、旧帝大レベルであれば十分に対策を行うことができます。

 

5-2. 使用上のデメリット

・特になし

 

 

6.効率的な使い方を考える

この問題集を効率的な使い方のポイントは2点です。

 

「速読力の強化」と「リスニング」です。

 

この2点に注目しながら使い方を考えていきます。

 

1日1題のペースで行い、1週間で1周します。そして、2周目も同様にこなします。

 

①時間を計測して問題を解く。

時間を意識しながら問題を解きましょう。特にセンター試験対策のレベルであれば、時間との勝負になるのでなおさら時間の意識が重要になります。

時間を計測しておくことで、2周目に解く際の目安となる時間が分かるようになります。

 

②高校や塾の先生に添削してもらう。

解答・解説が充実していないという欠点があります。

センター試験の直前対策や二次試験の直前対策として使うことがほとんどだと思うので、高校や塾の先生を積極的に利用して添削してもらいましょう。

記述問題に関しては特に解説をもらうと良いと思います。問題集の解答と、先生が作成した解答の違いを考えることでより理解が深まります。

 

③CDで音声を聴きながらシャドーウィングを行う。×3

せっかくCDが付いているので、使わない手はありません。ただ音読を行うよりも、CDを聴きながら音読することで吸収力がかなり違ってきます。

また、シャドーウィングを何回も繰り返して行うことで速読力の強化に繋がります。いかなる受験であっても、スピードの戦いになります。速読力の有無によって、問題の解答スピードが大きく異なります。

 

④文構造の把握を行う。

全ての文構造を把握する必要はありません。あくまでも、自分が理解しにくい文の構造を把握すればOKです。

解答を添削してもらう際に、文法的に重要なところを先生にピックアップしてもらうのも良いでしょう。

 

では、これで「1日1題1週間」の評価と使い方の解説を終わります。

 

みんなの英語では、他にも様々な参考書・問題集を紹介しているのでぜひ一読してください。

 

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