長文読解

『大岩のいちばんはじめの英文法【英語長文編】」の難易度・レベル、ベストな使い方への目的と戦略

『大岩のいちばんはじめの英文法【英語長文編】」はどう使う?

大学受験英語コーチ:タカタカです!

今回は、「大岩のいちばんはじめの英文法(英語長文編)」を取り上げます!

長文読解を苦手としている高校生は非常に多いでしょう。

長文が苦手な受験生にとって、最初の大きな壁となるのが共通テストの長文読解ですね。

もし、共通テストの長文すらままならないのであればおすすめしたい問題集があります。

それがこの『大岩のいちばんはじめの英文法【英語長文編】』です。

ちなみに、激推し!「大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】」で過去問も解く!効率的な正しい使い方 の上位バージョンになります。

これは、長文読解の問題集というより、「読み方を考える本」と捉えた方が良いでしょう。

これ、かなり重要です!

受験生の中には、1:長文読解ができない → 2:長文の参考書をやろう! → 3:問題が正解か不正解かを○付け → 4:知らない、わからない単語を調べる・覚える

このような流れで、長文に取り組む人もいるようです!しかも、、、珍しくない、、、。

このやり方の不味いところをこの記事をたまたま読んだ皆さんはわかりますか?

そうです!英文を読むって、単語の問題だけではないのです!英熟語、イディオムの知識だったり、構文の知識だったり、、、。

長文を正確に読めているかどうかはこれらの知識も含めてチェックしていかないといけないのです!

『大岩のいちばんはじめの英文法【英語長文編】」はこのようなことが丁寧にわかる参考書の一つとして考えると良いかもしれません!

100語程度の短めの文章を読んでいく中で、英文解釈・読解能力を養っていきます。

 

 

 

1. 基本情報・難易度・レベル

大岩のいちばんはじめの英文法【英語長文編】

  • 単行本: 230ページ
  • 出版社: ナガセ (2012/3/25)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4890855351
  • ISBN-13: 978-4890855353
  • 発売日: 2012/3/25
  • 商品パッケージの寸法: 21.2 x 15 x 1.8 cm

 

ジャンル:英語長文問題集

難易度・レベル:入門の入門

到達目標:100語程度の英文であれば理解できる

必要期間:2週間以内

用途:英文解釈に触れる、慣れる

対象者:共通テストレベルの長文に全く歯が立たない高校生

 

2.「大岩のいちばんはじめの英文法【英語長文編】」の評価

長文読解の入門書よりもさらに、入門的な内容になっています。本当に英語が苦手な人でないと、使うことはおすすめしません。

では早速、メリットとデメリットを見ていきましょう。

 

2-1. 使用上のメリット

・英文読解に必要なポイントを復習できる

文型や接続詞など、読解をする上でカギとなる文法事項を先に学んでから長文に問題に取り組むという構造になっています。

一度学んでから読解に取り組むことで、文法事項を再浸透させることができます。

 

・文構造が把握しやすい

長文の解説は「SVOC」が色分けされています。どの単語がどの要素なのかを把握するためにも、非常に便利です。

復習の際にはうまく使えるでしょう。

 

2-2. 使用上のデメリット

・平易すぎるあまり、飽きてしまう

少し主観が入り過ぎてしまいますが、平易すぎるあまり飽きてしまう人もいるかもしれません。

大岩シリーズの参考書は非常に細かく丁寧に解説してあるために、退屈に感じてしまう場合があります。

 

 

3. 「大岩のいちばんはじめの英文法【英語長文編】」の最も効率的な使い方

この参考書は高1レベルに設定されているので、あまり時間はかけてはいけません。

 

1日1題取り組んで2週間で終わらせましょう。

 

では、実際のステップです。

 

①文法事項の解説を全て読む(2日間)

2日間かけて、文法事項に関する解説を読んでください。もちろん、分からない分野についてはノートにまとめましょう。

 

分かっている内容に関しては飛ばしてもかまいません。その分、別の文法事項の解説を熟読しましょう。

 

②実際に問題を解く

問題集の後半に掲載されている長文問題を解いていきましょう。

 

その際、何分で解答できたか計っておくとより良いです。

 

③解答・解説を確認

答え合わせを行い、自分が間違った点をノートにまとめます。

 

意味を理解していなかった単語は、解答中にチェックして置きノートにまとめます。

 

④SVOCを意識して全ての文構造を確認する

これが最重要ステップです。

 

「SVOC」が色分けされているので、それを利用しながら文構造を確認しましょう。

 

主語、述語、目的語、補語の関係性が分かってしまえば長文読解は余裕です。

 

⑤本文を音読する×3

本文自体もそこまで長くないので音読も苦になりません。

 

スラスラ読めなかった英文は読み直し、完璧に3周読めるようになりましょう。

 

 

4.「大岩のいちばんはじめの英文法(英簿長文編)」のレビューのまとめ

 

肯定的なレビュー

1.  分かりやすさ

  • 理解しやすいという評価がかなり多いです!特に、英語が苦手な人でも理解できるという意見が多いようです!

 (コメント):実際にその通りです!理解しやすく、構成も良いですね!

2. 基礎固め

  • 基礎を固めるのに良いと評価しています。特に、基礎を固めるのに良い問題が多く載っていると述べています。

 (コメント):本当に英文を読めるための基礎ですね!問題は解けて当たり前!という感覚でいきましょう!

3. 学習の進行

  • 本書を終えた後に他の参考書をやるとスムーズにいけると評価しています。

 (コメント):自分の英文法の力がどれぐらいかによりますが、偏差値でいうと60ない場合は、「ビンテージ」や「ネクステ」をする前にやっておいて損はないでしょう!偏差値が60ぐらいあり、知っていることが多ければ基礎知識のチェックぐらいで1週間で終わらせるイメージで読んでみるのも良いと思います。どこかに知らない知識もあると思うので。

4.  解釈の基礎

  • 本書が英文をカタマリで捉える基本姿勢を身につけさせてくれると評価しています。

 (コメント):コーチが激推しする最大の理由はここです!ただし、この「かたまり」が重要である英語の本質を汲み取れない受験生が多いと思う時もあります。

 

否定的なレビュー

1. 必要性

・解釈本の一冊目にあえて本書を選ぶ必要はないという意見があります。

 (コメント):あえて、、、という意味ではそうですね。ここは「目的」によるかとおもわます。

・「大岩の英文法(超基礎編)」の理解の深掘りをするため

・英文解釈の力をつけるため ※この観点だと、確かに他にも良い参考書がありそうですね。

・長文読解力をつけるため ※イメージ的には、本書は長文に入る前のはじめの簡単な長文ぐらいのイメージです。

超基礎編のように素晴らしくわかりやすく、すぐに終わらせることができるので。

 

2. 内容の深さ

・この参考書の内容は基礎の基礎で、もっと詳しい参考書をお奨めするという意見があります。

 (コメント):実際にその通りですね!逆に言えば、基礎がない受験生には良いですね。基礎力のチェックも含めて1週間で終わらせるでも良いので。

大前提として、英文解釈・長文読解は本書とは別に難易度が高い参考書をやる必要はあります。

 

4. 上のレベルのおすすめ参考書

(河合塾)やっておきたい英語長文300

200語~400語までの[やや易しめ~標準]レベルの問題を30題収録しています。

読解のための必須項目を基礎的なものから学習できるようになっており、問題には語数と標準解答時間が記載されています。解説には、解答と設問解説、構文・語句解説を収録されています。

レベルとしてはセンター試験で7割獲得を目指すくらいです。

ちなみに、「やっておきたい英語長文シリーズ」の構成・使い方などはこちら→

 

(東進)大学入試英語長文ハイパートレーニングレベル2 共通テストレベル編

読解力を身につけるのに最適な内容のセンターレベルの12編の英文を収録しています。

パラグラフごとにテーマを提示し、英文の構造を視覚的に理解できる図解解説、ポイントをしぼった文法・構文解説、使いやすい単語・熟語解説コーナーなどが収録されています。

速読トレーニングでは、英語→日本語の音読で意味を取りながら英文理解の速度を上げて行き、日本語が必要なくなった段階で、英語のみを音読し、意味を理解する訓練ができます。

こちらもレベルは共通テストで7割取る程度です。

皆さん、頑張って英語の成績を爆上げしてください!

お疲れ様でした!

大学受験英語コーチ:タカタカ

 

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