今回は、入試に頻出!
「due to」の使い方、意味を問題と解答、解説付きで説明します!
ここでは「due to」の使い方、意味をより詳しくわかりやすく解説します!
この熟語は頻出なので、「~が原因で」という訳は、みなさん覚えていると思います。
では、その品詞や用法はご存知ですか?
なんとなく理解している人のために、例文を含めて徹底的に解説します!
この記事を読んで、due toを完璧に理解して使いこなしましょう!
due toとは
みなさん、due toの品詞は何か、ご存知ですか?
そう、前置詞です。
前置詞ということは、つまり、後に続くのは名詞ですね。
なので、たとえば、
「激しい雨のため、その試合は延期された。」といいたいときには、
(〇)The game was put off due to the heavy rain.
(×)The game was put off due to it rained heavily.
となります。(×のほうは後にSV、つまり節が続いてしまっていますね。)
意外とやってしまいがちなミスですので、お気をつけて。
dueの紛らわしい使い方
ここで、注意しなければならないのが、dueの紛らわしい形です。
たとえば、
Special thanks are due to Mr.Kato.
という文章。
due toがあるから、「~が原因で」だと思ってしまいましたか?
実はそれ、間違いです。
dueは多義語で、due to「~が原因で」のほかに、due単体で用いられ、形容詞で「当然与えられるべき」という意味も持っています。
なので、この例文では、dueは形容詞として使われており、toは単体で、物事の方向を指し示す前置詞として置かれています。
よって、例文を訳すと、
「加藤さんに特に感謝すべきです。」
となります。
いかがですか?
dueの多義語としての意味も押さえておかないと、ついつい間違えてしまいそうな文章ですね。
あえて、もう一度言います。
due は 多義語 です。この記事を読んでいる読者の皆様は、dueのひっかけの問題には引っかからない!笑
では、もう一つご紹介。
We are due to visit Tokyo tomorrow.
こちらも出ました、due to。
ですが、これも先ほどと同じ。
「~が原因で」では、意味が通りませんね。
ここでは、dueは「~することになっている」という形容詞の意味で使われています。
そしてtoは、後に動詞の原形が続いていることから判断して、不定詞です。
よって意味は、
「私たちは明日東京に行くことになっている。」
ですね。
due to 意味 まとめ
間違いを避けるため、ここでdueの意味をまとめて確認してしまいましょう!
①【前置詞】としての使い方
・due to A 「Aが原因で」
The game was put off due to the heavy rain.
(激しい雨のため、その試合は延期された。)
※このようなケースの英語的な考え方を身につけましょう。
その試合は延期された/激しい雨(A)が原因で
→激しい雨のため、その試合は延期された。
となります。
②【形容詞】としての使い方
・dueは「~することになっている」
We are due to visit Tokyo tomorrow.
(私たちは明日東京に行くことになっている。)
be due to do
※このdoは動詞の原形(不定詞)だと必ず抑きましょう。
並べ換えの問題で原形の動詞が2つ出てくるような問題が出るかもしれませんよ。引っかからないようにしましょうね。
due toを英文法として考える・群前置詞
due toの品詞・・・前置詞 という話を最初にしましたね。
これって、前置詞なの?と不思議に思う人もいるでしょう。
そうです。このような前置詞があるのです。
このようなとは、複数の単語が組み合わさって前置詞の役割を果たします。
この単語の塊を専門用語で、「群前置詞」と言います。
意味不明な専門用語が嫌いな人は覚えなくても良いです。笑
ただ、前置詞の役割を果たす、ということは必ず覚えましょう。
それが確実にわかっていると、この後に続く単語は何か?→ 名詞 と直感的に出てくるでしょう。
並べ替えの問題などで無駄に悩む必要は無くなります。
due to以外に覚えておきたい有名な群前置詞(2語で1セットをPick up)
due to A ・・・Aが原因で という群前置詞であることは理解しましたね。
実は、この群前置詞ですが、よく英熟語帳に載っています。
必ず載っています。
実際の長文でもよく出てくるし、まとめて覚えておきましょう。
有名な群前置詞をまとめておくので、暇な時に目を通して、覚えちゃいましょう。
● As for A ・・・Aはどうかといえば
● but for A ・・・Aがなければ
● because of A ・・・Aのために
● owing to A・・・Aのために
● up to A ・・・Aまで
● according to A ・・・Aによれば
● as to A ・・・ Aについて
● except for A ・・・ A以外の点では
● instead of A ・・・Aの代わりに
● thanks toA ・・・Aのおかげで
● apart from A ・・・Aを別にすれば
● instead of A ・・・Aの代わりに
● thanks to A ・・・ Aのおかげで
すでに何かしらの熟語帳をやっている人は全部知っているかもしれませんね。
知らないのが一杯あるいう人はここで覚えてしまいましょう。
このページをブックマークしておいてくださいね。
通常の熟語帳だと、このような文法レベルの塊として覚えられるようにはできていません。
熟語と和訳が1対1です。
つまり、覚え方として、
due to A ・・・Aが原因で、、、due to A ・・・Aが原因で、、、due to A ・・・Aが原因で、、、
と何度も唱えて覚えるだけです。笑
なので、このような郡前置詞という括りから、まとめて覚えるのも記憶の強化に役立ちますよ。
今回は群前置詞の説明ですが、大学受験でも熟語の問題としてめちゃくちゃ出題されるのが群動詞です。
群動詞は楽に覚えられる方法があります。
参考までに、熟語帳でやっておきたい参考書を紹介しておきます。
ちなみに、熟語ってあまり重要視されないようですが(そんなことはないかもしれませんが、、、直感です。)、前置詞を入れる問題などで、点数に直結するので、めちゃくちゃ重要ですよ。
●大学受験向けの英熟語帳
■「速読英熟語」(Z会)定番のベストセラーです。
「速読英熟語」で点数UPする正しい使い方とは
●「システム英熟語」(駿台文庫)あの「システム英単語」の英熟語版ですね。
最難関大の熟語対策最難関大の熟語対策『システム英熟語』の使い方
今回はこれで終わります。お疲れ様でした。