【大学入試の過去問】日東駒専 英語 関係詞の問題・解答・超解説
日本大学・日大の過去問
choose the best word or phrase (①-④) to fill in the blank.
He showed no interest in ( ) was happening outside his country.
① it ② that ③ what ④ which
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<解答・解説>
【和訳】
彼は自分の国外で起こっていることに全く興味を示さなかった。
【着眼点】
– 関係代名詞・疑問詞による名詞句の形成
– 各選択肢と文脈の関係
【問題を解くのに必要な知識】
1. 名詞句の形成:
「what」が名詞句を作る用法の理解。それ自体が名詞の役割を果たします。
(例文)What he said is true.(彼が言ったことは真実です。)
2. 代名詞と関係代名詞の区別:
「it」、「that」、「which」の適切な使用。
※【選択肢の分析】にそれぞれ詳しく解説を入れています。
【選択肢の分析】
-選択肢A:it:(それ):【不正解】:この文脈では「それ」が何を指すのか不明。
(例文)I lost it.(それを失くしました。)
-選択肢B:that:(関係詞):【不正解】:関係詞「that」は先行詞に続いて、関係節を導くために使われます。関係節は、先行詞に関連する情報を提供する役割を果たします。
この文では、先行詞(関係節が詳しく説明する名詞)が存在しないため、「that」は使用できません。何に対しての詳細な説明が必要なのかが明確ではありません。
例えば、「The book that I read was interesting」のように、「that」の前に先行詞となる名詞(この場合「book」)が必要です。
-選択肢C:what:(関係詞):【正解】:「what」はここでは名詞節を導き、それ自体が主語または目的語の役割を果たすことができます。この文脈では、「what」は「自分の国外で起こっていること」全体を指します。
「He showed no interest in what was happening outside his country」のように、「what」は「was happening outside his country」を説明し、名詞のように機能します。
選択肢Cの「what」は独立して名詞の役割を果たすことができるため、この文脈での適切な選択肢です。
-選択肢D:which:(関係詞):【不正解】:「which」は関係代名詞や疑問代名詞として使われることが多く、特定の選択肢の中から一つを指す場合によく用います。また、関係代名詞としての用法では、先行する名詞を受けて、その名詞についての追加情報を提供する文を形成します。
1. 疑問代名詞としての「which」:
「which」を疑問代名詞として使う場合、通常は特定の範囲から選ぶことを表します。
(例文)Which book do you want?(どの本が欲しいですか?)
2. 関係代名詞としての「which」:
「which」を関係代名詞として使う場合、その先行詞となる名詞を具体的に指し示し、それについての詳細を述べるのが一般的です。
(例文)I remember the day which I first met you.(初めてあなたに会った日を覚えています。)
この問題の文脈では、「which」が指し示す先行詞が存在しないため、関係代名詞としては使えません。また、疑問代名詞としての用法もこの文脈では不適切です。したがって、選択肢Dの「which」はこの文に合わないため、不正解となります。
【解説】:この問題の中心は「what」が名詞句を作る構造です。
正解の選択肢Cは、”what”が「自分の国外で起こっていること」全体を指す名詞句を形成します。
これに対し、他の選択肢は文脈で指し示される特定の対象がないため、不適切です。
文の意味や文法的な構造から判断して、この文では「what」が最も適切な選択肢であり、問題の意図する答えを最も正確に表現しています。
結論として、「what」が名詞句を形成し、文の意味を完結させる唯一の適切な選択肢です。
【解答】:3(what)